エドモンド/シス・カンパニー

【作】
デヴィット・マメット
【演出】
長塚圭史
【出演】
八嶋智人 大森博史 酒井敏也 小松和重 中村まこと 明星真由美 平岩紙 小泉今日子

ソワレ観劇、初日
さすがに円形劇場だけあってかいつもの長塚作品とは違いセットはなんにもなく円形の舞台に板張りの床のみ。
そのかわりなのか他の部分にたいそう力を入れていて会場の壁へ真っ赤な布(?)が貼り付けてあったり、実際に上演してみれば何もないと思っていた床にいろいろと仕掛けがしてあって、バーカウンターが出てきたり椅子とかの収納ボックスになってたりと趣向が凝らしてあります。
さらにライトアップも凝っていて、特にエドモンドがブチ切れるシーンでは、床下から照らす赤いライトが床板の隙間からこぼれててまして、そこで出来る微妙な陰影が役者の演技と相まって凄みを一層際立たせてます。
役者陣で言うとタイトルロールの八嶋さんが熱演、上演中ほぼ出ずっぱりで着替えも基本的に舞台上だし一瞬ソデにはけたかなと思えば次の瞬間には別の扉から入ってきたりとほとんど休む暇ないんじゃないかな?