ニコラス・マクファーソン 奴らは彼を守れるか+奴らは彼を殺せるか/紀伊國屋サザンシアター

【脚本】
後藤ひろひと(Piper)
【演出】
竹下宏太郎(Piper)
【出演】
小須田康人 みのすけナイロン100℃) 三上市朗劇団M.O.P) 六角慎司 平田敦子 アドゴニー
川下大洋(Piper)

ソワレ観劇、初日
Piper第2回公演作品『ニコラス・マクファーソン』の再演
大王後藤ひろひとの脚本に加えて何気に豪華な出演者陣(個人的にはツボに入りまくりの)、
1時間半と短めなんですが出演者それぞれにおいしいところがあって終始笑いっぱなしでした。特に平田さんのあの巨体から繰り出す凄みと愛らしさは何なんでしょうね、もう存在自体が反則です。

噂の男/パルコ劇場

【脚本】
福島三郎
【演出】
ケラリーノ・サンドロヴィッチ
【出演】
堺雅人 橋本じゅん 八嶋智人 山内圭哉 橋本さとし
猪岐英人 水野顕子

ソワレ観劇、初日
チラシのあおりの通り、まさにいやーな男(女)たちの、いやーなお話。「人間誰にしも良いところがある」の逆をいって「人間誰しも悪いところがある」と、感情移入できるキャラがいやしない(これは舞台上に全員が集まるシーンがほとんどなくて、基本的に2,3人が入れ替わり立ち代りで芯になる役がないってのもあり)。けど完全な極悪人ばかりってなわけじゃなくて人間の弱さと不幸の連鎖が紡ぐ物語、ケラと福島さんがタッグを組むとこうなるのかーとなんとなく納得。福島さんの脚本を稽古場でリライトしているそうでケラの色が強めと言った印象だけど、両人の他の作演出作品に比べればウェルメイドでもナンセンスでもなくいい感じに融合してます。
カーテンコールは3回、最後には客席最後列で観ていたケラが舞台に駆け込んできてカーテンコールに参加してました。

ダンス・オブ・ヴァンパイア/帝国劇場

【音楽】
ジム・スタインマン
【脚本・歌詞】
ミヒャエル・クンツェ
【追補】
ジム・スタインマン
【演出】
山田 和也
【原作】
「The Fearless Vampire Killers」Courtesy of Turner Entertainment Co.,
【出演】
山口祐一郎 市村正親
大塚ちひろ 泉見洋平 佐藤正宏 阿知波悟美 宮本裕子 吉野圭吾 駒田一
安部誠司 池田紳一 岩田元 小原和彦 KENTARO 齊藤裕加 さけもとあきら 島田邦人 砂川直人 武内耕 俵和也 中山昇 松澤重雄 水野栄治 山名孝幸
秋園美緒 足立美幸 家塚敦子 碓氷マキ 柏木ナオミ 樺島麻美 河合篤子 史桜 鈴木結加里 徳垣友子 豊福美幸 難波美妃 水谷祐紀 やまぐちあきこ 
新上裕也 加賀谷香 背戸田勝敏 原田みのる 東山竜彦 山田茂樹 一倉千夏 小嶋亜衣 坂井朋子 松村朋子

ソワレ観劇
楽しい。楽しいんだけどなんか全体的にあともうちょっと、あともうちょっとですごい傑作にもなりそうなんだけど微妙にそこまでいけない、かといって荒削りな勢いがあるかといえばそんな歯がゆい作品でした。ストーリーにしろ役者陣にしろ頑張ってるところはがんばってるんですけどなんかあと一歩。

恋するクランケにキスと包帯を/代田’N(ダイタン)プラネッツ/下北沢駅前劇場

【脚本】
上田誠ヨーロッパ企画
【演出】
伊東ひろあき
【出演】
原田泰造 大北隼也 千代田信一 諏訪雅 永野宗典 植木夏十 神農幸 橘田あかり

マチネ観劇

雨と夢のあとに/演劇集団キャラメルボックス/サンシャイン劇場

【原作】柳美里雨と夢のあとに」(角川書店刊)
【脚本】
成井豊 真柴あずき
【演出】
成井豊 真柴あずき
【出演】
福田麻由子 岡田達也 岡内美喜子 岡田さつき 久松信美 楠見薫 畑中智行 三浦剛 青山千洋 大木初枝 篠田剛 小多田直樹 小林千恵

ソワレ観劇、初日
楠見さんがキャラメルとかみ合うのかどうか。どちらも好きなだけに期待と不安が入り混じった思いでの観劇だったのですが全くの杞憂、相変わらずのいい演技でした。特にラストのクロスチョップがもう。